おばあちゃんの思い出

去年の夏か秋かに母方の祖母が死んで、私の祖父母にあたる人たちは全員鬼籍に入った。

母方の祖母は認知症を患い、何年も老人ホームで生活していた。

母と祖母の仲があまり良くなかったので、物心ついてからは祖母と接する事は少なかった。

聞いた話ではずいぶんかわいがってもらったらしい。

僕が小さいころは哺乳瓶にコーヒー牛乳を入れたり、保育園の柵の外から覗きまくったりしていたそうだ。

父方の祖母は、母方の祖母が亡くなるさらに数年前に死んだ。 ベッドの上の祖母の身体はとても小さくなっていた。

父方の祖母とは母方の祖母より疎遠であった。 正月にお年玉をくれる人、くらいの認識だったかもしれない。

書いていて淡白になってしまったが、僕はふたりのおばあちゃんのことは好きだったと思う。 今更だが、彼女たちの生きてきた人生についてもっと聞いておけばよかったと思う。

僕もそろそろ子どもを持てる歳になる。 僕の親は祖父母になる。

今の僕とおなじ歳になった時、僕の子どもはおばあちゃんの事をどう思うのだろう。

お題「おばあちゃんの思い出」